○御蔵島村子育て世帯臨時特例給付金支給事業実施要綱
平成二十六年四月一日
要綱第五号
(目的)
第一条 この要綱は、消費税率の引上げに際し、子育て世帯への影響を緩和するとともに、子育て世帯の消費の下支えを図る観点から、臨時的な給付措置として実施する子育て世帯臨時特例給付金を支給事業に関し、必要な事項を定める。
一 子育て世帯臨時特例給付金 前条の目的を達するために、御蔵島村(以下「村」という。)によつて贈与される給付金をいう。
二 支給対象者 別記一に掲げる子育て世帯臨時特例給付金が支給される者をいう。
三 対象児童 別記二に掲げる者をいう。
(子育て世帯臨時特例給付金の支給等)
第三条 村は、支給対象者に対し、この要綱の定めるところにより、子育て世帯臨時特例給付金を支給する。
2 前項の規定により支給対象者に対して支給する子育て世帯臨時特例給付金の金額は、対象児童一人につき一万円とする。
(申請受付開始日及び申請期限)
第四条 子育て世帯臨時特例給付金に係る村の申請受付開始日は、次条第二項各号に掲げる申請方式ごとに村長が別に定める日とする。
2 申請期限は、やむを得ない場合を除き、前項の規定により定められた申請受付開始日のうち最も早い日から三か月とする。
一 郵送申請方式 申請者が申請書を郵送により村に提出し、村が申請者から通知された金融機関の口座に振り込む方式
二 窓口申請方式 申請者が申請書を村の窓口に提出し、村が申請者から通知された金融機関の口座に振り込む方式
三 窓口現金受領方式 申請者が申請書を郵送により、又は村の窓口において村に提出し、村が当該窓口で現金を交付することにより支給する方式
3 村長は、第一項の規定による申請の際、必要に応じて、公的身分証明書の写し等を提出させ、又は提示させること等により、当該申請者の本人確認を行う。
(代理による申請)
第六条 代理により前条第一項の申請を行うことができる者は、当該申請者の指定した者であると認められる者その他村長が別に定める方法により適当と認める者とする。
(支給の決定)
第七条 村長は、第五条第一項の規定により提出された申請書を受理したときは、速やかに内容を確認の上、支給を決定し、当該支給対象者に対し、子育て世帯臨時特例給付金を支給する。
(子育て世帯臨時特例給付金の支給等に関する周知)
第八条 村長は、子育て世帯臨時特例給付金支給事業の実施に当たり、支給対象者及び対象児童の要件、申請の方法、申請受付開始日等の事業の概要について、広報その他の方法による住民への周知を行う。
2 村長が第七条の規定による支給決定を行つた後、申請書の不備による振込不能等があり、村が確認等に努めたにもかかわらず、申請書の補正が行われないことその他支給対象者の責に帰すべき事由により支給ができなかつたときは、当該申請は取り下げられたものとみなす。
(不当利得の返還)
第十条 村長は、子育て世帯臨時特例給付金の支給を受けた後に支給対象者の要件に該当しなくなつた者又は偽りその他不正の手段により子育て世帯臨時特例給付金の支給を受けた者に対し、支給を行つた子育て世帯臨時特例給付金の返還を求める。
(受給権の譲渡又は担保の禁止)
第十一条 子育て世帯臨時特例給付金の支給を受ける権利は、譲り渡し、又は担保に供してはならない。
(その他)
第十二条 この要綱の実施のために必要な事項は、村長が別に定める。
附 則
この要綱は、平成二十六年四月一日から施行する。
別記(第二条、第五条関係)
一 支給対象者
(1) 子育て世帯臨時特例給付金(以下「給付金」という。)は、平成二十六年一月分の児童手当法(昭和四十六年法律第七十三号)による児童手当(同法附則第二条第一項の給付を含む。以下「児童手当」という。)の支給を受ける者であつて、その平成二十五年の所得が同法第五条第一項に規定する政令で定める額に満たないものに対して支給する。
(2) (1)に規定するほか、給付金は、次のいずれかに該当する児童(十五歳に達する日以後の最初の三月三十一日までの間にある児童をいう。以下同じ。)に係る平成二十六年二月分の児童手当の支給を受ける者であつて、その平成二十五年の所得が児童手当法第五条第一項に規定する政令で定める額に満たないものに対して支給する。
① 平成二十六年一月一日(以下「基準日」という。)に出生し、同日において住民基本台帳に記録されているもの
② 基準日に国外から転入(住民基本台帳法(昭和四十二年法律第八十一号)第二十二条第一項に規定する転入をいう。三の(2)の①において同じ。)をしたことにより、同日において住民基本台帳に記録されているもの
① (1)又は(2)に規定する者が死亡した場合(この(3)の規定により給付金を支給される者が、当該者に対して給付金の支給が決定される日までの間に死亡した場合を含む。) | 上欄に掲げる者が死亡した日の属する月の翌月分の当該者の対象児童に係る児童手当の支給を受ける者その他これに準ずるものとして適当と認められる者 |
② 二の対象児童が児童手当法第三条第三項に規定する施設入所等児童であることを(1)又は(2)に規定する者に給付金を支給する市町村(特別区を含む。以下同じ。)が把握した場合(その後施設入所等児童でなくなつたことを把握した場合において、まだこの②の下欄に掲げる者に対して給付金の支給が決定されていないときを除く。) | 上欄に掲げる施設入所等児童 |
③ (1)又は(2)に規定する者からの暴力を理由に避難し、当該者と生計を別にしている当該者の配偶者(現に二の対象児童を監護し、かつ、これと生計を同じくする者に限る。)が村に避難している場合において、村に対して当該対象児童に係る児童手当法第七条第一項の規定による認定の請求(同法附則第二条第三項において準用する場合を含み、当該配偶者が監護し、かつ、生計を同じくする全ての対象児童が十五歳に達する日以後の最初の二月二十八日を経過した日以後である場合にあつては、給付金の支給を受けるための当該認定の請求と同様の請求を含む。三の(2)の⑥において同じ。)をし、村による当該認定の請求に関する通知が(1)又は(2)に規定する者に対して給付金を支給する市町村に到達した場合(当該(1)又は(2)に規定する者に対して給付金を支給する市町村が村であるときは、当該認定の請求を受けた場合) | 上欄に掲げる当該者の配偶者 |
二 対象児童
一の(1)に規定する者に支給される給付金の対象児童(給付金の支給額の算定の基礎となる児童をいう。以下同じ。)は当該者に支給される平成二十六年一月分の児童手当に係る児童、一の(2)に規定する者に支給される給付金の対象児童は当該者に支給される同年二月分の児童手当に係る児童(一の(2)の①又は②に掲げる児童に限る。)とする(一の(3)の表の①から③までの下欄に掲げる者に支給される給付金の対象児童については、これを準用する。)。ただし、対象児童が次の①から⑦までに掲げる場合のいずれかに該当するときは、この限りでない。
① 基準日から給付金の支給が決定される日までの間に死亡した場合
② 臨時福祉給付金の支給対象者である場合
③ 生活保護法(昭和二十五年法律第百四十四号)第六条第一項に規定する被保護者(基準日に保護が停止されていた者及び基準日の翌日から同年三月三十一日までの間に保護が廃止され、又は停止された者を除く。)である場合
④ 中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律(平成六年法律第三十号)による支援給付(以下この④において「支援給付」という。)の受給者(基準日に支援給付の支給が停止されていた者及び基準日の翌日から同年三月三十一日までの間に支援給付の支給が廃止され、又は停止された者を除く。)である場合
⑤ ハンセン病問題の解決の促進に関する法律(平成二十年法律第八十二号)第十五条第二項の規定によるハンセン病療養所非入所者給与金の受給者(援護加算(ハンセン病問題の解決の促進に関する法律施行規則(平成二十一年厚生労働省令第七十五号)第七条第三項に規定する援護加算をいう。以下この⑤において同じ。)の受給者に限り、基準日に援護加算の認定を停止されていた者及び基準日の翌日から同年三月三十一日までの間に援護加算の認定を廃止され、又は停止された者を除く。)である場合
⑥ ハンセン病問題の解決の促進に関する法律第十九条の規定による援護(以下この⑥において「援護」という。)を受けている者(基準日に援護が停止されていた者及び基準日の翌日から同年三月三十一日までの間に援護が廃止され、又は停止された者を除く。)である場合
⑦ 給付金の支給が決定される日において、日本の国籍を有しない者であつて、住民基本台帳法第三十条の四十五の表の上欄に掲げる者に該当しない場合
三 支給の申請
(1) 基準日において村の住民基本台帳に記録されている者は、村に対して支給の申請を行う。
(2) (1)の規定にかかわらず、次の①から⑥までに掲げる者は、村に対して支給の申請を行う。
① 基準日以前に住民基本台帳法第八条の規定により住民票を消除されていた者であつて、基準日において、日本国内で生活していたが、いずれの市町村の住民基本台帳にも記録されておらず、かつ、基準日の翌日以後初めて市町村の住民基本台帳に記録されることとなつたもののうち、村に対して同法第二十四条に規定する転出の予定年月日が基準日以前となつている転出届(同条の規定による届出をいう。)をした者であつて、転入をした年月日が基準日の翌日以後である転入届(同法第二十二条第一項の規定による届出をいう。)をしたもの
② 基準日以前に住民基本台帳法第八条の規定により住民票を消除されていた者であつて、基準日において、日本国内で生活していたが、いずれの市町村の住民基本台帳にも記録されておらず、かつ、基準日の翌日以後初めて村の住民基本台帳に記録されることとなつたもののうち、①に掲げる者以外のもの
③ 一の(3)の表の①の上欄に掲げる場合における同表の①の下欄に掲げる者(当該者に係る一の(1)又は(2)に規定する者がこの三の規定により、村に対して支給の申請を行うこととなる場合に限る。)
④ 一の(3)の表の②の上欄に掲げる場合における同表の②の下欄に掲げる者(当該者が入所等している児童手当法第三条第三項各号に掲げる施設等の所在地が村である場合に限る。)
⑤ 配偶者からの暴力を理由に避難し、配偶者と生計を別にしていることが認められている者(基準日において、村の住民基本台帳に記録されていない者に限る。)であつて、村から平成二十六年一月分の児童手当又は一の(2)の①若しくは②に掲げる児童に係る同年二月分の児童手当の支給を受けている者
⑥ 一の(3)の表の③の上欄に掲げる場合における同表の③の下欄に掲げる者(村に対し、対象児童に係る児童手当法第七条第一項の規定による認定の請求をした者に限る。)